おんがく・え・ずこう
Q. 嘉門達夫さんは、どうして替え唄をつくろうと思ったんですか? (小3・おとこ)
A.

あのね、僕は小学生の頃から、みんなを笑わせたりするのが好きだったんですよ。
キミは運動会で走ったりするのは速いですか?

こども:そんなに速い方じゃない…

そっか。

実はね、僕も走るのが遅かったんですよ。
でも小学校の頃っていうと、運動会で走るのが速い人とか、ドッヂボールがうまい人とか、勉強がよく出来る人とか…どうしてもそういう人が人気者になったりするでしょう?
でも、僕はその中のどれでもなかったんですよ。
そこで僕は、どうやったら自分が人気者になれるか考えたんですね。
それで小学校2年生の時に「お楽しみ会」というのがあって、その時に僕は大阪に住んでいたので漫才の台本を書いて、友達にも覚えさせて、それをみんなの前で発表したらこれが大爆笑!
その時、人を笑わせたり楽しませたりすることで、人はこんなに僕のことを認めてくれて注目してくれるんだという経験をしたんですね。
それから、中学生になってギターを弾き始めたんです。
そのときも、まじめな歌を歌うときもあるんですけど、やはりそれよりも人を楽しませて、自分はここにいるんだぞという存在をアピールしたかったんですね。 だから、そういった積み重ねで替え唄を作るようになって、今があるというわけです。
キミも、今小学校3年生だと、自分が何が得意なのかそろそろわかってくると思うので、勉強以外のなにか…それは何でもいいんですよ。
絵を描くことでもいいし、歌を歌うことでもいいし、自分はこれだけは負けないぞというものを見つけて一生懸命やると、将来いいことがあると思うよ。
頑張ってみて下さい!

歌手・嘉門 達夫 先生

[戻る]