おんがく・え・ずこう
Q. 11月に音楽会があって、小太鼓をたたくんですけど、リズム感がとれません。どうしたらうまくできるようになりますか? (小4・おんな)
A. えーとね、これは小太鼓だけじゃなくて、楽器全部に言えるんだけど、自分が上手くなりたいなと思ったときに、2つ必要なことがあるのね。
それはね、まず1つは「イメージ」をすること。
想像してみるということね。
自分がどの部分でたたくかっていうのは決まってるよね?
ウン・タン・ウン・タンとか、ウン・タタ・ウン・タタとかね。
そのリズムをイメージしてみるの。
実際に手を使わなくてかまわないから、頭の中でそのリズムで小太鼓をたたくんだよ。
他には、違う楽器の人が勝手に練習してるとき、それを聞きながら、楽器を持ってなくても、「ここでたたくんだよなー」って考えることが大事なのね。
だって、もし音楽が本当は鳴っていなかったとしても、いつでもできることでしょ。
歌の好きな人って伴奏がなくても鼻歌みたいに歌ってるじゃない?
ね、そういうのって大事でね、いっつもイメージしてると、「ここでたたけばいいんだ。
」っていうのを自然と覚えちゃうんだよ。
それからね、2つめは、実際にたたいていて、「あ、ここだ!」っていうときに、ちゃんと手が動くようにするための練習でね、これは時々でいいし、別にバチを使わなくてもいいから、手で机をたたいたりして練習しちゃうの。
まあ僕なんかはいつも食事のときにお箸でたたいておこられたりしちゃうんだけどね(笑)。
だから、なんでもない時にやってみたり、テーブルはうるさいって言われたら自分のひざをたたいたりしてね。
ドラムをたたく人なんかは、よく自分のひざで練習するんですよ。
で、今言った2つを両方ともやると、小太鼓だけじゃなくても、楽器をやりたいと思ったときに上手くなるのも早いし、楽しくやることができます。
でもね、何より大事なのは、その楽器を好きになること。
小太鼓って結構重要なパートだから、かっこいいよ! 頑張ってね!!

歌手・タケカワユキヒデ 先生

[戻る]