ほし・うちゅう
Q. 地球は何で浮かんでいるんですか? (小学3年 女の子)
A. 福永先生:地球はどうして浮かんでいるかってことですが、地球が浮かんでいる様子を何かで見たことはありますか?
こども:本で見たことがあります。
福永先生:本で見たことがあるのか〜。きっと真っ暗な中で、きれいな地球が浮かんでいるような写真だったよね。実は、地球や他のお星様達はみんな宇宙の中に浮かんであるんです。地球は何かにくっついて置いてある訳じゃなくて、ひろーい宇宙の中にポカンと浮かんでいて、同じように太陽や月もお空にポカンと浮かんでいるんですね。なぜそんな風になっているかというと、今からずーっとずーっと昔、地球が生まれたとき、宇宙ってとても広いよね、宇宙に星を作る材料がいっぱい漂っていたんだって。で、宇宙に漂っている星の材料がだんだん集まってきて、まーるくなって地球が出来たのね。なので、まーるい形のまま今もぽっかり浮かんでいて、他の星も地球みたいに固い石の星と、フワフワしたガスの星があるんだけど、作られ方はみんな同じで、ひろーい宇宙の中で星の材料がフワフワ漂っていて、何かのきっかけでまーるく集まって出来たので、みーんな星は宇宙に浮かんでいるんですよ。
おねえさん:何で浮かんだままでいられるんですか?巽先生。
巽先生:あの、浮かんでいるのはもちろん浮かんで居るんですけど、ボールを放ったようにですね、今、地球も動いているんですよね。その状態を写真でとると浮かんでいるように見えますけど、それは実は動いているんですね。宇宙はずうっと膨張していますので、地球も含めて、膨張してますので、そういうボールを放った状況を見ているように浮かんでいるように見えている。
おねえさん:宇宙全体がどんどん大きくなっている?
巽先生:大きくなっている。飛んだままになっている。
おねえさん:投げたボールみたいだったんですね。地球は。
巽先生:すごく速いですけどね。

海洋研究開発機構 巽好幸先生/東急まちだスターホール解説員 福永則子 先生

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