月はいつ見えるものだと思う？

こども：夜

じゃあどうして夜見えるんだろう？ふしぎだよね。昼と夜ではどうちがうのでしょう？

太陽（たいよう）が空にあるときが「昼」でとても明るく、ぎゃくに太陽が空にないときが「夜」でとても暗いです。そして、同じように空をうごいているように見える太陽と月ですが、じつは太陽がうごくはやさと月がうごくはやさってちがうんです。だからね、ときには空で太陽と月がいっしょになってしまうときがあるんです。

そのとき、月だけじゃなくて、じつはお星さまもいっしょなの。でも、太陽ってものすごく明るいでしょ。その次に月が明るくて、お星さまはそのつぎなのね。だから、お星さまはお昼には見えないの。そう考えると、太陽が出ているときに月がいっしょに空にあるのはふしぎなことではないんだよ。

だけど、月は太陽より暗いから、太陽が出ているあいだはあまりめだたなくて、太陽が空にないときは、月がいちばん明るくてめだつから、ぼくらでも見えるようになるんです。それが月がきれいな「夜」、というわけなんだ。

気象予報士・大野　治夫　先生