その他
Q. 使い捨てカメラを使うと時、そうしたらブレないで撮ることができますか? (小4、男の子)
A. 長倉先生:いい写真を撮ろうとすると、ブレてしまします(笑)。いい写真を撮ろうとすると緊張しますから。緊張しますよね?
男の子:はい。
長倉先生:簡単なのは肘を固定するといいです。テーブルがあればテーブルの上に両肘をついて、力まずに軽く指でシャッターを押すといいです。力を入れるとブレてしまいますから。柱があったら柱に体を押し付けるような感じでシャッターを軽く押して下さい。
男の子:はい。
長倉先生:手の全体で押すと思うと力が入ってしまいますから、ただカメラによっては操作性に優れておらず、力を入れないと押せないものもあります。そういう時は先ほども言いましたが、テーブルなどを使って下さい。ブレるというのは上から下に力が入りますから下に支えを置いてあげればブレません。
三宮先生:テーブルもイスもない時はどうすればいいのですか?
長倉先生:そういう時はブレている写真でいいです。わたしは時々「ブレている写真でもいいな」と思う時があります。もちろんブレていない方がいいです。
おねえさん:あなたはどのようなものを撮るのですか?
男の子:以前、中国に行った時、夜景を撮りました。
長倉先生:夜景は難しいです。夜というのは、光が少ないのでシャッターが開いている時間が多くなります。そうするとブレてしまいます。シャッタースピードというのがありましてゆっくりになってしまうのです。
おねえさん:はい。
長倉先生:昼間で明るいと光がたくさんありますからシャッタースピードが高くなって高速で切れます。夜の場合、本当は三脚があるといいのですが、なかったら肘を三脚代わりにして下さい。夜景は逃げませんから。支えるものがなかったらゆっくり周りを見渡して探してみて下さい。
おねえさん:お父さんの背中などいいかもしれませんね(笑)

フォトジャーナリストの長倉洋海 先生/エッセイストの三宮麻美子 先生

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