その他
Q. 何でカツオ節は動くのですか? (小4、男の子)
A. おねえさん:どこで動くのかな?
男の子:えっと、熱いところ…。
おねえさん:もしかしてお好み焼きかな?
男の子:うん。
中山先生:なるほど。まず、カツオ節は生きてはいないよね。だから、生きて動くわけではないということは分かるかな。
男の子:はい。
おねえさん:でも、生きているように動きますよね。
中山先生:そうね。カツオ節って、お魚を干したものなの。うんと乾いているわけ。
それで、お好み焼きの上には、眼には見えないけど、湯気が立っているのね。湯気が立っているということは水気がある温かいモノが下から上がってくる。そうすると、乾いているものをそういうところへ乗っけると、水分を吸って形を変える。それがあたかも生きているように見える、ということだと思う。
さかなクン:ちなみカツオ節は世界で一番硬い食べ物だそうですよ。だから、削らないと食べられないんですね。そして、削った削り節はすごく薄いから、中山先生がおっしゃったように水分を含んで、ひらひらと踊るように動くんでしょうね。
おねえさん:なるほど。今度、お好み焼きの上に湯気が立っているか、じっくり見てみてください。
男の子:はい。

作家の中山千夏先生/さかなナビゲーターのさかなクン 先生

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