その他
Q. 読書感想文は何から始めに書けばいいんですか? (小学4年 女の子)
A. 樋口先生:一番普通の書き方としたら、最初になぜ読んだか?を書くと良いんですよね。
おねえさん:何の本を選んだのかしら?
こども:「わたしたちの帽子」という本です。
樋口先生:なぜその本を読んだのかな?
こども:図書館で借りてきて、その本が面白そうだったからです。
樋口先生:選ぶとき、どうしてそれがおもしろそうだと思った?図書館で表紙が面白そうだと思ったのかな?題名が面白そうだと思った?
こども:表紙が思いました。
樋口先生:それでいいんだよ。図書館で表紙がとても面白そうだったんで読んでみた…と最初に書けばいいんですけどね。その次に本の内容を書いて、いろんな事書いてるんだったら全部まとめられないんで、一番面白かった部分だけでもいいんですけどね。
おねえさん:どういうお話なんですか?
こども:2人のおんなの子がいて、その女の子がたまたま同じ帽子をかぶっていて、その女の子たちが、建物の所におばさんたちがいて、おばさんたちの昔の帽子だったといお話です。
おねえさん:そのお話のどこが一番面白かったのかな?
こども:2人の女の子が、古い建物の中を探検するところが面白かったです。
樋口先生:じゃあ、もうできたも同然ですよ。ホップ・ステップ・ジャンプ・着地という風にまとめるとすると、ホップのところで、その本を見つけて読みました、というところを、表紙にひかれて読みました…というところを書けばよくて、その次、ステップの所では、今の内容を書いて、ジャンプのところでどこが面白かったか?というのをもう少し詳しく書いて、そして、最後に、こういう本をまた読みたいとか、この作者面白かったとか、簡単なまとめをすれば、もうできたも同然。今言ったところをもう少し詳しく、本を読んでない人にもわかるように、そして「こんなに面白かったんだよ」っていうのが人に伝わるように書けば、できあがりですよ。他の人が「あー面白い」「こんな子なんだ」っていうようなことが分かるようにジャンプのところを書くといいね。友達とお話するように書くと簡単に書けると思いますよ。

作家 樋口裕一 先生

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