その他
Q. 『声の似ている人が3人集まると死んじゃう』っていとこから聞いたんですけどそれって本当ですか? (小学5年 女の子)
A. カンナ先生:あたしが小さい頃は、自分にそっくりな人を3人見ると、3人見たときに死んじゃうって言われたことがあって、でも、あたしに似ている人はそんなにいないと思うので、死なないでいいなって子供の頃思ったんだけど、確かにそういうことって言われること有るけど、たぶんこれは関係ないと思う。それぐらいあんまりないってことなんじゃないかなって、一人一人の声も顔立ちも違うから、そんなにまず、ないことなんだろうと思うのね。それからこういうってよく自分にそっくりな人とか自分の姿を自分で見ちゃうとかっていうのはさ、人間がしんでしまって、霊になっていった時っていうのは、体と精神が分離をしてしまって、自分を自分で見ることが出来るみたいな、そういう霊的な世界のことを亡くなってからの世界のことをいうことあるじゃない?魂だけが別になっちゃうみたいな。だから、自分と同じような姿を見たり、自分と同じような声を聞くっていうことは、つまり、自分がちょっと離れて遠くから自分を見ているようなこととつながっているから、もうすぐその人がもしかしたら向こうの世界に近づいちゃったのかなとか、そういう想像の中から出てきた言葉だと思うんだ。
おねえさん:でもちょっと想像してみると、例えば角まがって自分にそっくりな人がいたとしたら、ちょっと恐いですもんね。
カンナ先生:恐い恐い。私もボルネオの山の中に行ったときに、向こうからかわいいオランウータンが走ってきたとき、自分かと思った。いや、ホントに。すごいかわいかったんだけど、そっくりだった。それは冗談だけど、たぶんそういうことはあんまりないからよく言われていることでもあるし、それから、そういう霊的なものの中で考えていくと、自分で自分と同じような声や姿を見たときのあれっていう気持ちがなんか恐いものとつながっているっていう風になっているんじゃないかな?あんまり心配しなくてイイと思うけど。

エッセイスト 神津カンナ 先生

[戻る]