その他
Q. 私の学校の出席番号はあいうえお順なんですが、昔はお誕生日順だったと聞きました。どうして違うんですか? (小学4年 女の子)
A. 昇太先生:どうして変わったんでしょう?僕はあいうえお順だったんですよ。時代ですかね?
井筒先生:僕は実は誕生日順だった。
おねえさん:4月からですか?1月からですか?
井筒先生:もちろん4月から。だから、お兄さん、お姉さんの順番っていうことなのかな?それで時代が変わって、あいうえお順になったんですかね。
理科雄先生:僕の時はもう、あいうえお順でしたね。
井筒先生:私が一番年寄りですから。
理科雄先生:もしかしたら、クラスの中で例えば4月生まれの人はお兄さん・お姉さんだったり、3月生まれの人は小さいんだと。そういうところからクラスの中で誰が上・下っていうのが生まれてくるのが良くないって思ったんでしょうね。あいうえお順だと分かりませんからね。
おねえさん:この子の方がお兄さんだとかいうのがない方がいいなって思ったんじゃないか?ということですね。昇太先生なんかは落語の世界はお兄さんと弟さんっていうのがしっかしてますよね。
昇太先生:その方がね楽なんですよ。僕たちの世界は、先輩とか後輩とかお兄さんとか弟みたいなのがしっかりしているので、お兄さんは弟の面倒を見て、面倒を見てもらった人は、今度は新しく入った人の面倒を見る、そういう決まり事になっているんでね、逆にその方が楽だったりする場合もあるんですよね。
井筒先生:別にね、あいうえお順でなくてもいいと思うよ。先に生まれてきた人をお兄さんお姉さんいるわけだから、やっぱり人間ってね、たかだか半年違いでもね、何か違うんですよね。先に生きてる分ね。だからむしろ変にならしてしまう、みんな同じだよっていうよりも先に生まれたんだよっていう風なとこで、そういう風にしてたと思いますよ。
おねえさん:何月生まれ?
こども:2月生まれ。
おねえさん:そうすると、同じ学年のお友達でも、4月とか5月のお友達っていうのは、先に生まれたからお兄さん・お姉さんなんだってことはわかるかな?
こども:はい。
昇太先生:どっちがいいの?
こども:お誕生日順。なんかだれが自分のお姉さんかわかるから。
井筒先生:そうだよね。それはそれで自覚するのも面白いかもわからないね。お友達付き合いの中でね。
おねえさん:お誕生日もすぐ分かるし。いいかも知れないですね。
昇太先生:じゃあ、あいうえお順に並んでても、お友達同士で「何月生まれ?」って聞けば、すぐどっちがお兄さんかわかるからね。
おねえさん:そうですね。先生に頼んで、5月はひと月だけお誕生日順で呼んでみて、先生に言ってみてもいいかも知れませんよ。それも新しい発見があるかも知れないよ。

落語家 春風亭昇太先生/映画監督 井筒和幸先生/空想科学研究所主任研究員 柳田理科雄 先生

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