その他
Q. 手品はどうしたら思いつくのですか? (小3・男の子)
A. マギー司郎先生:キミは、手品するのかな?
こども:します。お父さんたちはびっくりしないけど、友だちはびっくりします。
マギー司郎先生:たまに思いつくときはですね。手品をしてて失敗した時に、新しいものが思いつくんですよ。そういう時って、どっかでつらい思いをしているんですね。つらい思いをした時に、せっぱつまって、何か浮かんでくるときがありますね。
人間って、せっぱつまったりすると力が出たりするじゃないですか。それに似たところがありますね。そこから、それと関連したものとかアレンジとか新しいものはそういう時に出てきますね。だから、いっぱい手品をして失敗することも次の手品につながる気がするんですよ。失敗したからってやめちゃダメですね。
お父さん達はあまりびっくりしないといってましたけど、その時こそがチャンスですね。お父さん達が、びっくりするようなものをいつもとちがうパターンでやってみてください。きみは、おとうさんやおかあさんに「ふしぎなものを見せよう」としているでしょう? だからぎゃくに、最初にタネをみせてしまうというのもいいかもしれません。そうすると、お父さんやお母さんもきょうみを持つかもしれません。
手品をする時には、「自分がお客さんを動かして、自分が手品をやっている」という気持ちではなくて、「あいづちをうってくれるいい友達にやる」ようにするんです。あいづちをうってくれる友達だから、失敗しても、友達が失敗しただけだからへっちゃら。そういう気持ちでやるとそんなに練習をしなくてもいいでしょう?
それにね、手品がうまくいかない時、実は見ている友達はよろこんでいるとおもうんですよ。そのチャンスを逆にいっぱい作ってみる? それもいいかもわからないね。

手品師:マギー司郎 先生

[戻る]