その他
Q. 勉強がきらいなのですが、いつもお母さんに「勉強しろ、勉強しろ」って言われるんです。どうしたら好きになれますか? (小3・男の子)
A. 永先生:お母さんと買い物に行ったことある?
こども:あります。
永先生:その時、「もっと勉強しなさい」ってお店の人に言っていることないかな。そうするとお店の人が、「もうここまでですよ」とか言っているでしょう。このように、きらいなことを無理強いすることを勉強と言うんです。勉強はきらいでいいの。ただ、学ぶという言葉は知っていますか? ちしきを身につける。新しいことを知る。それは面白いでしょう? この番組を聴いていても「へえそうだったの?」ということがあるでしょう。それって面白いよね。それが、お母さんの言う「勉強」になっているんです。「勉強はきらいだな」と思ったら本当にきらいになってしまいます。ですから、思いっきり勉強から離れてしまいなさい。物を知ることの楽しさ、考えることの楽しさって、なんでこんなに楽しいのかと思っていると、きっとお母さんは「勉強しているなぁ」と言うと思うよ。言わなかったらそっちの方が問題だ。
こども:じゃあ、勉強は楽しいと思ってやるんですか。
永先生:その通りです。だって、楽しくなかったらやりたくないでしょう。新しいことを知るって楽しいよね。
こども:はい。
永先生:うん、だって何のために南極行ったり、何のために「ちきゅう」という大きな船を作って地球を調べていると思う? それはみんな楽しいからです。南極に行った中山先生はつらくて南極に行きました?
中山先生:楽しかったですよ。
永先生:地球のことを調べている巽先生はどうですか?
巽先生:ものすごくワクワクしますよ!!
永先生:ほらぁ、みんなワクワクしてるよ。学ぶことを思いっきり楽しんでくださいね。

放送タレント:永六輔 先生

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