その他
Q. 日光東照宮でおみくじをひいたら、「末吉」だったんですけど辞書をひいてもどういう意味かのってません。教えて下さい。 (小4・男の子)
A. こども:みんなに聞いてみたんですけど、いろいろ意見が分かれました。
お姉さん:みんなはどのようにいっていましたか?
こども:ひとつは「ずっとわるいんじゃないか」ということと、もうひとつは「あとから良くなってくるんじゃないか」というふたつの意見がありました。
神津先生:日光東照宮はいつごろ行きましたか?
こども:だいぶ前ですけど・・・
神津先生:なるほど、じゃあそれから運はどうかな?
こども:うーん、たんじょうび日プレゼントが多かったからいいかなと思います。
神津先生:おー、それじゃあそんなに悪くないじゃん。おみじくは、どんなものがあるか知っている?
こども:大吉・中吉・吉・小吉とか、凶・大凶かな。
神津先生:そうだね。そうしてみると末吉は下に「吉」がついているからそう悪くはないんじゃないかなぁと思えるよね。それで「末」の考えなんだけど、これにも「最後」のほかに「後のほう」という意味もあるのね。で、答えをいうと「末吉」というのは後のほうになると運が開けてくるということなんだよね。
こども:よかった。
神津先生:よかったね。たんじょう日あたりがいちばん運がよかったんじゃないの? これはね、「末広がり」という言葉があって、後のほうに行けばいくほどどんどん広がっていくと言う意味でおめでたい言葉に使われることがあります。今よりもだんだんよくなっていくと言う意味なんだよね。だから「末吉」も、後のほうにいけばいくほど良くなるという意味なのです。よかったね。
こども:よかったー。

作家:神津 十月 先生

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