その他
Q. オーロラが出てくる前ぶれはあるの? (小5・女の子)
A. 中山先生:あったら私も教えて欲しいですね。実はね、分からないんですよ。でも、オーロラは空のずっと上の方にあるので、くもっていると出てても見えないんですね。ですから、オーロラが見られるときはお星さまが見られるくらい晴れている時です。それからあまり明るいと見られないので、お月さまがまん丸だとちょっと夜空が明るすぎますので、オーロラを見るのにはむいていないですね。だから晴れててお月さまが明るくない時ですね。ただ、そういった時に必ず見られますかというと、そうでもない。これはいっしょうけんめい待つしかないんです。私もいつ出るか教えて欲しいです。とってもキレイで楽しみなんです。
橋田先生:オーロラは空が光っているわけですが、気象とか気温とかは関係がないんですね。オーロラは、太陽から電子(でんし)とか陽子(ようし)という電気のつぶが飛んできて、南極の空にぶつかって光っているんですね。
地球は大きなじしゃくと言えるわけですが、オーロラが出る時、いっしょに変化がおきるものがあるんですね。ですから、そういった地球の「じしゃく」の観測をしている方とかは「オーロラがすごく出やすそうだぞ」とか、分かるみたいです。それに、オーロラにはおもしろい動きがあるんです。ちょっと北側にオーロラが動くと大きなオーロラが次に出てくるんですね。そういった動きがありますから、空全体が光るような大きなものが出る時は、ちょっとした前ぶれはあるんですね。
お姉さん:加藤先生、オーロラはすごくきれいなんですか。
加藤先生:もう光が動き回る様子とか口では言えないですね。死ぬまでに1回は見て欲しいと思います。

朝日新聞・記者:中山由美 先生 / 国立極地研究所:橋田 元 先生 / 加藤明子 先生

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