その他
Q. 高いところがにがてな大工さんいますか? (小6・男の子)
A. 前場先生:高いところがにがてな人はたくさんいますよ。学校をそつぎょうして大工さんになって、仕事のために高いところにちょっと登っただけで、「ひざがわらう」と言って、ガクガクガクガクひざがふるえているんですよ。そして降りてきても、まだカタカタふるえているんですよ。そういう人には、ひざをおさえてあげて、「だいじょうぶだから」と言ってあげます。れんしゅうしていくと、だんだん高いところも平気になって、落ちないようになりましね。私なんかは、家の柱と柱にかけてある横の棒の上を1メートル80センチ以上あっても飛んで歩いてます。
お姉さん:えっ、先生はそんな高いところでジャンプしてしまうのですか?
前場先生:私なんか子供のころから木登りが得意でお猿さんみたいに飛び回っていたから、なんでもなかったんですが、今では弟子を12人とって、いろいろと教えていますが、そのうちのおよそ半分は高いところがにがてで、カタカタふるえていますよ。屋根から下りてきても、音がするくらいふるえていました。でも、最近は大丈夫になっていて高いところでも両手を使って仕事をしていますよ。
お姉さん:最初のうちはやっぱりソロソロと歩くんですか?
前場先生:そうですね。やっぱり高いところはこわいからそっと歩きますよね。でも、こわさのために「はいつくばる」ように歩いてしまうと下を見てしまい、よけいにこわくなってしまうんですね。今は高いところから落っこちないようにネットをはっていますが、昔は丸太の上でネットなしで、仕事をしていたんですよ。

前場工務店:前場 幸治 先生

[戻る]