その他
Q. 私は読書が嫌いなんだけど、どうしたら好きになれますか? (小4・女の子)
A.

どうして読書が嫌いなの? マンガは?

こども:絵がないと、ぜんぜん想像ができなくて、いやになってしまったり、絵があっても字が細かいと見にくくなっちゃっていやになってしまうんです。マンガはふつうに好きです。

山田:面白い話を“聞く”のは好きかな?

こども:たいくつになっちゃう…

山田:じゃあ、きみは何をするのがいちばん好き?

こども:外で楽しく遊んだり、鬼ごっこしたりすること。

山田:そうかぁ。本を読むより鬼ごっこしたりするのが楽しかったら、先生は無理して読まなくてもいいと思うよ。

こども:でもね、夏休みの読書感想文があるの…

山田:そうかぁ。それは、がんばって読むしかないね。だけれども、すこしでも好きになるならやっぱり自分の好きなものを読むのがいいと思うんだ。あなたは、鬼ごっこが好きだと言ったよね。鬼ごっこの本もあるんだよ。どうやったらつかまらないようになるかとか、子供の時に鬼ごっこをした時のお話とかそういう本もあるんです。自分が好きなことだったらもう少し調べてみたいとかもっと知りたいとかあるじゃない? そういうところから、本を読み始めるといいと思うよ。みんな読書感想文というとむずかしい小説とかを読まなくてはいけないと思ってしまうけど、先生はそんなことはないと思うんです。自分が好きな所の本から読んだほうがいいですね。そして読書感想文を書けば、今より楽しくは書けるかもしれません。自分の好きなものからちょっとずつ本を読んでいけばいいと思います。あとね、最初だけは我慢して読んで欲しい。これは大切。本は、だんだん面白くなっていくと思います。


雑誌編集者:山田 五郎 先生

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