藤田：にんげんやどうぶつのからだは、「口（くち）」・「胃（い）」・「腸（ちょう）」・「肛門（こうもん）」ひとつの「くだ」なんです。口から入ったものは、じゅんばんに胃に行って、腸に行って、おしりから出るっていうことになっているんですね。だから、うんちがおしりから出るのは、けんこうだからなんですよ。うんちをしないと口からうんちがもどってくることもあるんです。そういう病気はいっぱいあるんですよ。たとえば、腸で「がん」みたいな病気にかかってしまうと、うんちができないで口から出てきてしまうんです。だから、うんちがおしりから出ないばあいは、腸を切ってあらたに「くだ」を作って外に出すようにしているんです。だから、うんちは口から入っておしりからでるというのは、けんこうだから出てくるんですね。

川口：食べ物が口から入ってえいようを腸でとって、おしりからカスが出てくる。いちばんそれがかんたんなんですね。一本の道になっているんです。

村上：みんな口のことは、きれいにしますよね。でも、おしりのことって忘れられてしまったりしてしまいますよね。でも、おしりってとっても大切なんで、ちゃんとうんちをしたらふいてきれいにしておくとか大事にしてくださいね。

日本医科歯科大学：藤田紘一郎先生／動物コンサルタント：川口幸男　先生／トイレコンサルタント：村上八千世　先生