その他
Q. 患者さんがなくなったりしたときに、看護士さんは悲しみとかショックを次の日に持ちこさないものなんですか? (小6・女の子)
A.

悲しい気持ちを感じなくなることはありません。いつでも悲しい。患者さんがなくなった時に悲しくなくなってしまったら看護士さんはダメだと思います。やっぱり相手の気持ちが分かることが大切です。でも、「次の日に引きずらないか」と言われると、他の患者さんもいらっしゃるわけだから、悲しい顔をして他の患者さんのところに行ったら、その患者さんがどう思うかという問題があります。だからそこは専門の元気な顔を作って、朝は「おはようございます」という顔をしていくのがとても大切です。でも、悲しい気持ちを感じなくなってしまったらそのお仕事は続けていけません。とても大切なことなんですが、スイッチのきりかえみたいなものの中で気持ちを入れなおして毎日働いています。


女優・看護士:石井苗子 先生

[戻る]