なんの新聞を書くのかな？

こども：ダムに社会科見学に行ったときの事をみんなで新聞を書いたんですが、もっと注目してくれるような新聞を書きたいなぁと思って電話しました。

なるほど、じゃ、どんなことを新聞に書きましたか？　

こども：えっと、大久保浄水所の人に質問をしてそれについてこたえてくれたことについて書きました。

そうだね。社会の勉強で行っているから、習ったことを書かなくてはいけないとは思うけど、新聞とかにのることって「ニュース」だよね。「ニュース」というのは新しいことばかりではなくて、人が興味があることはみんな「ニュース」なんです。では、どういうことに人は興味を持つのでしょうか。それは、「むずかしいこと」や「遠くでおこったこと」よりも「自分の身近なこと」に興味を持つでしょう？　たとえば、アメリカの大スターが結婚したという話より、となりのクラスの誰と誰がラブラブといったほうが、おもしろかったりするでしょ。そんな感じでやっぱり人間って自分の身の回りで起きたことのほうが、興味を持つんです。ですから、「ダム」の話も大切だけれど、見学の時にクラスの誰かがころんだとか、こんな事件が起きたとかそういったことを混ぜて書いたりするとおもしろくなったりするよ。大事なことをドンと大きくのせて、下の小さなところでこの時、「山田君ころぶ！！」みたいな記事を小さくつけてみると良いと思います。
あと、むずかしい話をどうやってみんなに興味を持ってもらうかも大切ですよね。そこで写真や絵をのせるなんてのもいいと思います。ダムが作られる所とか水をきれいにする方法とかを字で書くと大変だから絵で書くんですね。絵で説明するとわかりやすくてみんな読んでくれると思います。そんな方法を使ってみると良いと思います！！

雑誌編集者：山田　五郎　先生