その他
Q. お母さんはテレビゲームをやってるとおこるけど、自分が出かける時は「いつまでもゲームをやっていてもいいよ」と言います。自分のつごうのいい時だけやさしくして「ずるい」と思うんだけど、どうしてですか? (小2・男の子)
A.

人間はみんな、「おじいちゃん」も「おばあちゃん」も「お父さん」も「お母さん」も「きみ」も、よく考えると自分のつごうを一番にするでしょう。だから、人が自分のつごうを一番にするのは、わかってあげなくちゃ。お出かけするお母さんはきみがゲームをやっていれば、お茶したりお友達とあったり色々なことができるよね。だから、おかあさんといっしょにいる時は、本をよんだり、お母さんのおてつだいをしたり、お母さんにとってつごうの良い人にならなくちゃ。ぎゃくにせっかく、テレビゲームができるのならばそのチャンスを十分にいかせばいいよね。つごうのいい時だけやさしいのはおかしいというけど、きみだってつごうのいいときだけ「いいこ」でしょ? おたがいつごうのいいときはみとめあってゆずりあいましょう。お母さん、いる? ちょっとお母さんに電話かわってもらって。

お母さん:はい、電話、かわりました。

今、こどもの話をきいていました? 今、言った通りりょうほうともつごうの良いときと悪いときがあるわけです。だから、それをおたがいがきちんと「かしかり」しなくてはいけません。この間は、こうしたから今度はこうしてみたいなルールをきめておくといいと思います。ルールを作って、お母さんが「やめなさい」と言ったらきちんと止める。それに、お母さんが出かけてくるから「やってもいいよ」と言われたら、おもうぞんぶんゲームをやればいいですよ。

お姉さん:うつみ先生は、お母さんの立場からどうですか?

うつみ先生:気持ちはわかります。「自分がいないからさみしいだろう」とついゲームやってもいいよと言うけど、うちの場合は「ずっとゲームをやってるんじゃなく、いいかげん他のこともやりなさい」といろいろなことを心配してしまいますね。

永先生:お母さんの足音がきこえたら、本を開きましょう。お母さんを安心させることは大事ですからね。


永 六輔 先生・うつみ宮土理 先生

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