その他
Q. 北京ダックって皮だけを食べるけど、肉はどうしているんですか? (小3・男の子)
A.

北京ダックは北京料理の王さまです。北京にいくと北京ダックを出してくれるお店がたくさんあります。
北京ダックの作り方は、まずおしりのところにストローを入れて、ぷぅーとふくらませるんです。そうすると鳥がぷくぅとふくれて皮とお肉がはなれるんです。こんどはそれをほします。すると皮がカリッカリッとしてかたくなるんです。これをていねいに油をかけながらやきます。この技はほんとうにおいしい「料理や」さんじゃないとできません。食べる時は、やいた皮を切りとって、うすいパンケーキみたいなものにあまいみそをつけて、ねぎといっしょにまいて食べるんです。

さて質問にあったお肉ですが、これはちゃんと食べます。「ダックざんまい」というんですが、皮を食べるほかに、お肉もやさいといっしょにうすく切っていためものにするんです。また「ほね」や「ないぞう」はスープのだしになります。そうするといっぴきのダックで3つの味が楽しめるんです。まずはパリパリの皮。そしてジューシーなお肉、そしてだしがでたスープ。ほんとうにおいしいですよ。北京にいくと「皮だけですか? それとも肉を切りましょうか?」って聞いてくれます。皮だけじゃものたりないと思ったら、お肉も食べてみたくださいね。こんどお店に行ったら「ダックざんまい」と言えば、日本の「料理や」さんも分かると思いますよ。


歌手・ユニセフ大使:アグネス・チャン 先生

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