学校では「どようび」と「にちようび」がお休みですが、ちょっとむかしにあった寺子屋（てらこや）といわれる学校には「にちようび」はありませんでした。ではどうして、「にちようび」をお休みにしたのかと言うと、ゆっくり休んでその日に自分のことやみんなのことをかんがえましょうという宗教（しゅうきょう）があったんです。

そのしゅうきょうでは、「こよみ」の中で「げつようび」はお祈りをしましょう、「かようび」ははたらきましょう、「すいようび」はひと休みをしましょうといったぐあいに、一週間のことがきまっていたんです。そこで、日本もそれをまねして「にちようび」をお休みにしたんですね。一方では、「にちようび」に休まない人たちもいっぱいいます。

なかには「きんようび」をお休みにしているところもあります。むしろお休みの日は、はたらかずに「いのり」をささげなさいという日にしているんです。人間ももっとお休みをしなくてはいけないと考えているけれど、神様もそう思ったんですね。あなたもお休みはうまくつかいましょうね。

放送タレント：永　六輔　先生