「猫に小判(ねこにこばん)」とか「豚に真珠(ぶたにしんじゅ)」とか知っている?
ことわざにでてくるどうぶつは人間のくらしにとても近い動物が多いです。もちろん馬もむかしは、人間といまよりもっとなかよくしていて、どこにいくにも馬が人間といっしょにいました。はたらくにも馬が必要で、どこかに出かけるのも馬。馬は今かわれている猫みたいにそばにいたのです。そんな家族みたいにたいせつな馬なのに、やっぱりたいせつな念仏の意味を分かってくれないという所からこの言葉ができました。この言葉から、誰よりも馬が人間に近かったことを感じ取ってほしいです。
放送タレント:永 六輔 先生
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