「なぜこの風景が良かったのかなぁ」とか「どうしてこの風景をとろうとしたのか」をよく考えてみることがたいせつです。たとえば、いちばん近いところに花がさいていて、ちょっとはなれたところに鳥がいて、そのむこうに山が見えるなんていうのをいい風景だと思ったとします。
これは、近景（きんけい）とよばれる近いところ、中景（ちゅうけい）というちょっとはなれたところと、遠景（えんけい）という遠くはなれたところの3つのバランスがうまくとれているから、だれもが感動するのですね。だから写真をとるとき、とにかく、この3つをきちんとバランス良くしましょう。それに、自分の見せたいものにちゃんとピントをあわせましょう。写真の中の主役をきちんと見せることが大切です。

自動車評論家：三本　和彦　先生