その他
Q. カメラはいつどこでだれがつくったのですか? (中1・男)
A.

じつはせいかくなことはよくわかっていないんです。きちんときろくがのこっている中では、11せいきぐらいに、「アラビア」という今のイランのあたりにすんでいたアルハーゼンという人の作ったものが、いちばん古いカメラだといわれています。ただ、これはいたに小さなあなをあけて絵をみるだけのものなんですね。これは「ピンホールカメラ」というものなんですが、はりのあなぐらいのちいさなあなをあけると、レンズがなくてもはっきりと絵がみえるんです。そのあと、1521年にレオナルド・ダ・ヴィンチという人のおでしさんで、チェザリアーノという人が、「カメラ・オブスキュラ(camera obscura)」といわれるものをつくりました。このときにはフィルムなどをつかって絵をのこしておくものがなかったので、ピンホールにレンズをつけて、そこにできた絵をカガミで90度はんしゃさせて、あらかじめおいておいた紙のうえにその絵をうつしました。そしてそこにうつった絵をペンでなぞってかきうつしたんですね。カメラというのは「へや」といういみで、そのもととなった「カメラ・オブスキュラ」はラテンごで「くらいへや」といういみなのです。それがみじかくなって、「カメラ」ということばになりました。また、いろいろしらべていくと、「カメラをはじめて作った」といっている人はせかいじゅうにざっと100人はいます。すごいよね。


カメラマン・自動車評論家:三本 和彦 先生

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