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クリスマスでないときも、木をかざったりするときってあるよね。たとえば、お正月に門松(かどまつ)をかざったり、七夕(たなばた)のときは、ササのえだにたんざくをかけたりします。ということは、木をかざるのは、日本にもむかしからあることなんだよね。
そして、クリスマスツリーですが、じつはキリスト教ができるまえからもみの木をかざっていました。もみの木というのは、冬でもみどりのはっぱがつくでしょ。
そういった木はむかしからとても大切にされていて、そういったみどりの木をかざって「はやく春がこないかな」とねがっていたのです。そして、このふうしゅうは、キリスト教ができたあとにキリストがうまれたおいわいとあわさっていきました。
だからきっと、冬のあいだにみどりのはっぱがつく木をたいせつにしてねがいごとをしたりするのは、むかしからいろいろな国にあったことだとおもいますよ。
エッセイスト:神津十月 先生
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