かんたんなことばにすると、「暴力（ぼうりょく）」、つまり人にらんぼうをするということです。

もう少しくわしく言うと、あるにんげんのあつまりが自分たちののぞみをかなえるために、今回の事件のように飛行機をビルにぶつけたり、ばくだんで人をころしたりらんぼうなことをしたりして、自分たちの言うことをきかせようとするわけです。やり方としてはひじょうにいけないことだよね。それにとても自分かってなこうどうだといえるんじゃないかな。

そして、「テロ」には、ひとつとてもとくちょう的なことがあります。それはふつうに生活している人たちをまきこんで、その人たちの「いのち」をうばったり、とてもこわい思いをさせるということなんです。へいたいさんとへいたいさん、ぐんたいとぐんたいがたたかうのは「戦争（せんそう）」というけれど、今回のようなふつうの人をまきこんだ場合には「テロ」というんです。

テロとはとてもおそろしいことだとおぼえておいてください。

日本大学国際関係学部　　青木　一能　先生