昔からよく知られている『ベイゴマ』とくらべながら説明しますね。
ベイゴマは金属(きんぞく)でできたコマにヒモをまいてまわすのですが、ベイブレードはプラスチックでできていて、ヒモではなく「シューター」というきぐを使ってまわします。
さらに、ベイブレードは「ビットチップ」・「アタックリング」・「ウエイトディスク」・「スピンギア」・「ブレードベース」という、5つのパーツを組み合わせることでできているんですね。
それぞれを説明すると、「アタックリング」は相手とぶつかるところ。いろいろな形があって、するどいトゲみたいになっていると相手をこうげきすることができますし、丸いかたちだと、ぎゃくに相手のこうげきをうけながしたりすることができます。
「ウエイトディスク」は、「おもり」。3しゅるいほどあって、重さとかたちがそれぞれちがいます。大きなものほど遠心力(えんしんりょく)が大きくなるので、ベイブレード゛がより大きく動きまわるんです 。
そして、ベイゴマと大きくちがうのが、回転する方向を右まわりと左まわりとそれぞれちがった向きに回転させることができることです。その回転をきめるパーツが「スピンギア」です。
そして「ブレードベース」とよばれるものは、軸先(じくさき)のついている土台(どだい)なのですが、軸先の形がいろいろとあって、その形によってベイブレードの動きかたがとってもかわるのです。軸先がとがっていれば同じところをずっとまわっていますし、平らだといろいろ動き回るのです。
そして、ベイゴマとのさいだいのちがいは、こういったいろいろなパーツの性格を考えることで、自分なりにかいぞうできる点ですね。
いろいろ組み合わせることで、自分だけ、つまり世界にたった一つのベイブレードをつくることができるんですよ。おもしろいでしょ。
小学館学年誌『小学三年生』編集部 藤田 健一 先生
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