そうですね、まず本番の前に1ヶ月間のおけいこがあります。その間にみんなと一緒に練習して覚えるんだけど、それだけでは足りないので家でやったり、歩きながらやったり、ぶつぶつ言いながら覚えたりしています。人によるとは思うけど、何かをやりながら覚えるというのが一番セリフを覚えやすいみたいですね。
森田先生:カンニングペーパーなどはないんですか?
『オズの魔法使い』ではないですね。
森田先生:じゃあセリフ間違ったらどうするの?
やっぱりその場で作っちゃうのかなぁ。今まで間違えてしまったことは、それはすんごいいっぱいありますよ。でも役になりきっているから、お客さんには分からないんですね。細かいところでは間違えているかもしれないけど、その役のつもりで話をしているので、ちゃんと話の筋は通っているんですよ。
ただ、私はよく語尾(ごび)を間違えてしまいます。たとえば、「だよ」というのを「だね」と言ってみたり。セリフの細かいところにも意味がありますから、本当は一字一句間違えない方がいいんですけどね。
タレント・松本 梨香 先生
|