その他
Q. 堀江さんはヨットの上では何を食べていたのですか。 (小3・おとこ)
A. そうですね〜。まぁ、魚を釣る事もあったんですが、場所によっては、トビウオなどがヨットに飛び込んで来ることもあるんですよ。例えばね、「ノンストップ世界一周」なんていって南太平洋を航海してた時、トビウオがどんどん入って来たんですよ。
その時は、やっぱり毎日トビウオを食べてましたね。でも、後で聞いた話だと、フランスの核実験場が近くだったらしくて、ひょっとしたら放射能でいっぱいだったのかも。
トビウオは煮ても焼いてもおいしいんですけど、僕はプロパンガスのコンロを持っていたので、それで焼いて食べる場合が多かったですね。時々はフライもしましたけど。
でも、ヨットでの食料は、港を出発するときに持ち込んでおいて、それを食べるのが基本です。山登りと違って担ぐわけじゃなくて、スペースさえあれば積めるので、毎回かなりの量の食料を持って行くんですね。だからいつも半分くらい残ってます。
航海中、僕は毎日お米を炊くんですが、お米を飲料水で研(と)いでしまうと、大事な水をたくさん使ってしまいますから、海水で研ぐんです。海水で研いで、その海水は捨てて、飲料水で炊くんですね。
あと、おかずは缶詰とかいろいろですが、一番多いのは「カレー」ですよ。ヨットの上で、僕は1日2食なんですね。ですから、僕の一番やった食べ方は、2食分のお米とレトルトのカレーを一緒に入れて炊き込むんです。
そうすると「カレー炊き込みごはん」が一気に出来上がるわけですよ。で、2食分ですから、真ん中に線を入れて、半分づつ、それも鍋ごと頂くんです。食器に取ると、洗わないといけませんからね(笑)。この「カレー炊き込みご飯」はおいしいのでオススメですよ。
キミにも真似ていただきたいですね(笑)。

海洋冒険家・堀江 謙一 先生

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