その他
Q. ラジオで、新しい総理大臣のことを聞いて思ったんですけど、「人の立場」ってどうしてあるんですか? (小4・おとこ)
A.

今回、総理大臣や、ほかの大臣・長官などいろいろ決まったよね。じゃあ、総理大臣の「立場」というのをわかりやすくするために、例えばこの番組の中では、だれが総理大臣か?って置き換えて考えてみようか…。それは、司会のお姉さんなの。
どうしてかっていうと、お姉さんはキミたちから質問がくると、「これはオペラの問題だから、中島先生答えて下さい。」とか「あ、これはアサガオだから柳先生です。」「これは永先生ですね。」って分けるでしょう?
これをね、「適材適所(てきざいてきしょ)」っていうの。それぞれのお仕事の専門の人が一番実力を発揮できるように考えて、これは誰にやらせたらいいかな、これはこうだな、って決めていく役が、総理大臣の「総理」っていう意味なのね。
ほかの大臣たちも、大蔵大臣は経済の問題、文部大臣は教育のこと、というように、担当することがちゃんと専門的に分かれてるでしょう?でもね、総理大臣は、誰がどうやったらいいかって一番最初に考えて決める代わりに、最後の責任も、総理大臣がとらなきゃいけないの。
だから、この番組でいうと、僕たちの答えが悪かったりおかしかったりしたら、それは僕じゃなくて、電話のお姉さんがいけないの。やらせた責任をとらなくちゃいけないのね。で、そういうふうに考えると、キミはおうちの中で何大臣だろう?
キミのおうちは、お母さんが総理大臣ですか、お父さんが総理大臣ですか?

こども:お父さんです。

じゃあ、お母さんは大蔵大臣?

こども:はい。

じゃあキミは何大臣だろう?

こども:遊び大臣かも・・。

そうかそうか(笑)。今度新しく総理大臣になった小渕さんはどうですかねぇ。僕はまだわかりません。これからみんなで見ていこうね。だからね、最後に、もう一度まとめると、それぞれの「立場」というのは、おうちにもあるし、番組にもあるし、政府にもあるっていうことなんだよ。


放送タレント・永 六輔 先生

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