その他
Q. 新聞は、どうして前の日の出来事がもう次の日には紙に印刷されて家に配られるんですか? (小6・おとこ)
A. いいところに気がついたね。例えば、プロ野球がまた4月から始まりますよね。プロ野球って、長い試合になると終わるのが夜の10時とか11時頃になっちゃいますよね。
でも、その結果は、次の日の朝ちゃ〜んと、新聞に刷り上がって家庭に配られているんですね。どうしてこういうことができるのかというと、まず、原稿のしめ切りが、だいたい夜の11時から12時ごろです。
今はFAXもあるし、電話もありますから、いつでもどこからでも原稿は送れるんですね。で、そのまんま紙に刷れるようにきちっと編集してある原稿が、すぐに輪転機(りんてんき)という機械にかかります。
夜中の1時や2時頃に、日本中のあちこちにある輪転機が、うなり声をあげて回るんですね。そうやって印刷されるの。そして、販売店(はんばいてん)ていう、刷り上がった新聞を配ってくれるお店がやっぱり日本中にあって、そこに、だいたい夜中の3時半から4時半頃、新聞が届きます。
そして、販売店から皆さんのお家に配達してくれるお兄さんやお姉さんたちがいるから、朝の6時には、皆さんの家のポストにちゃんと新聞が入っているんですね。もちろん、プロ野球だけじゃなくてどんな事件でも、次の日の朝には新聞に書いてある、という仕組みがずーっと前からできているということです。
わかってもらえたかな?これからも、新聞のいろいろなところを読んでみてね。

朝日学生新聞社・中沢 信男 先生

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