その他
Q. 僕は魚が好きなのに、なんでお兄ちゃんは魚はまずいっていうんですか? (6歳・おとこ)
A.

キミはどういうお魚が好きなの?

こども:サバ!

へぇ〜、サバが好きなんだ、うれしいなぁ。でも、お魚って食べるときに骨があるでしょ?キミはその骨を上手にどけることができますか?

こども:全部食べちゃう

そっかそっか、すごいなあ(笑)。あのね、ひょっとしたら、キミのお兄ちゃんはお魚の骨が嫌いなのかもしれないよ。「骨があるから」とか、「骨が嫌いだから」お魚が嫌いっていう子がとっても多いんだよ。
でもね、本当は骨があってもなくても、魚はおいしいよね。サバだけじゃないよ、他にもおいしいお魚はた〜くさんあるんだよ。
でもね、お魚を食べたときに、口の中で上手にパッとわけて骨を外に出せる子と、それができなくて、いつまでたってもお魚のお肉と骨を一緒にかんじゃって、飲み込めなくて、そのままノドにつっかえたらどうしようって考えてるうちに、お魚を食べたくなくなっちゃう子がいるんだって。
だからね、キミからお兄ちゃんに教えてあげて。「お魚っておいしいよ」って。ね、骨を上手にどかして食べればね、魚ぐらいおいしいものってなかなかないんだよ。キミは小さい骨なんてバリバリ食べちゃうんだろうね。
きっと丈夫になるぞ〜。でも、大きな骨はちゃんとどけて出さないとだめだよ。あのね、上手に食べられるようになるとね、骨をす〜っと抜いて並べてね、お皿の上に、お魚の骨の標本ができちゃうんだよ。
ちなみに僕は、お魚を食べるときほそ〜いお箸を使うの。とっても食べやすいんだよ。そういうふうに楽しんで食べられるようになれば、きっと、お兄ちゃんもお魚が好きになると思うよ。

お魚博士・杉浦 宏 先生

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