その他
Q. なんでコンニャクには黒いツブツブがあるの? (小3・おんな)
A.

僕はね、東京の浅草っていうところの、コンニャク屋さんの隣にあるお寺の子なの。だから子供のときには、コンニャクを作るのをずっと見てたんですよ。
それでね、まず、コンニャクっていうのは「コンニャクイモ」というおいもがあるんですけど、そのおいもを、すりつぶして、そこに「石灰(せっかい)」というお薬を入れるんです。それを混ぜ合わせると、あなたが知っているようなコンニャクが出来るのね。
で、コンニャクってほら、白っぽいコンニャクや黒っぽいコンニャクがあるでしょう?あの黒っぽいコンニャクの方は、どうしてああいう色になるかっていうと、実は、コンニャクイモには皮があるんです。
おいもの皮がね。それで、コンニャクイモをすりつぶす時にその皮が多いと、コンニャクは黒っぽくなるんだって。それでもって、すりつぶしてもいくらか皮が残っていると、あなたが言っている黒いツブツブになってコンニャクの中に残るんです。
だから、あの黒いツブツブは、コンニャクイモの皮のかけらのツブツブなんですよ。わかったかな? キミはコンニャクが好きですか?

こども:はい!

よかった。コンニャクをときどき「やまくじら」なんていう言い方をして食べたりしますけど…おいしいよね。コンニャクのお刺身とか、田楽(でんがく)とか、いろいろな食べ方がありますからね、お母さんに作ってもらって食べてみて下さい。
コンニャクはカロリーも低いし、体にもいいからね。ぜひたくさん食べて下さい。

放送タレント・永 六輔 先生

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