その他
Q. 納豆(なっとう)は、なんでネバネバしてるの? (小6・おんな)
A.

お姉さん:ヒトミちゃんは納豆好きなの?

こども:あんまり好きじゃないけど・・・。

お姉さん:関西ではあまり食べないって言いますけどね・・。ヒトミちゃんはどこに住んでるのかな?

こども:静岡です。

お姉さん:じゃあ、ちょうど真ん中ですね、大山先生。

納豆っていうのはね、そうとう昔から日本にある食べ物です。もちろん、もともとは、中国からお寺さんを通じてお坊さんの手を経て日本に入ってきたんです。昔は、納豆っていうと、干した黒いもので、今でも「甘納豆」とか「大徳寺納豆(だいとくじなっとう)」とかいって残ってるけども、本当は納豆ってそういうものだったんです。
それが日本で、糸ひき納豆みたいに変わったんです。水につけて柔らかくした大豆を蒸して、それに納豆菌(なっとうきん)っていう細菌を植え付けて、40度くらいの中にずっと置いておくと、だんだん納豆菌が繁殖(はんしょく)してきて糸をひいた納豆ができるんです。
これがネバネバのもとなのね。これはとっても栄養があって、お腹の中に入ると腸をとてもきれいにしてくれるんですよ。
それから、大豆っていうのは「大豆レシチン」で、タンパク質ですから、子供の成長にはとてもいいので、食べたほうがいいと思います。もし、納豆があまり好きじゃなかったら、ほうれん草のおひたしと一緒にしたり、あと、たくあんを同じ量くらい細かく刻んで一緒に混ぜてもおいしいのよ。
それから海苔(のり)で包んで、ちょっと水と小麦粉をつけて油であげてコロモをつけてもおいしいと思いますよ。納豆を食べるときには、絶対にそのまますぐにおしょうゆをかけたりしないで、カラシだけ入れてよ〜くハシでかき回して下さい。
かき回すと納豆菌の白いネバネバがどんどん増えて、白い所が多くなります。それからおしょうゆをかけて、少し味をつけて頂いて下さい。それが体にもいいと思います。

女優・大山 のぶ代 先生

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