その他
Q. お魚の骨のまわりや、皮の近くはなんでおいしいのですか? (小4・おんな)
A.

お魚は好きですか?

こども:好きです!

よかった!今、小さいこども達がお魚を食べなくなってきてるんですよね。やっぱり日本人は、まわりを海で囲まれてるから、そこでとれるお魚をいっぱい食べるのは体の骨が丈夫になったりしていいんですよ。
だからいっぱいお魚食べて下さいね。ところで、お魚の骨のまわりや皮・・・確かにそうなんです。昔、徳川家康というお殿様が、塩ジャケの皮が大好きで、「1センチ近くもの皮の厚さのあるシャケを持ってきたら、自分の城をあげよう!」って言ったほど皮はおいしいものだ、というお話が残ってるんです。
だけどね、これはお魚に限らないのよ。くだものでもお野菜でも、皮のすぐ下っていうのがいちばんおいしいんです。もし野菜に骨があったとしたら、やっぱり骨のそばが一番おいしいと思うの。
お魚が海で泳いでいる時・・・やっぱり骨がしっかりしていて、その骨のまわりにはこまかい筋とか筋肉とか、体を動かすために必要なものが沢山ついています。そういうものがいっぱいついていて、動いていた部分だから・・・。
お魚の切り身でも、しっぽのほうで、いつも良く動いていたところは、お刺身にしてもおいしいの。皮膚・・・皮のところもやっぱり、いつも外に対して抵抗してるから、働いていたわけね。そういう部分が一番おいしいんです。
その皮のすぐ下で支えていたところは、脂肪なんかもいっぱいついていて、おいしくなっているんです。わかった?

女優・大山 のぶ代 先生

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