その他
Q. どうやったら木登りがじょうずに出来るようになりますか? (小4・おとこ)
A.

森末先生:キミはどんな木に登ってる?

こども:桜の木とか

森末先生:桜の木だと周りがゴツゴツしてるし、なにより枝があるからね。そう、まず枝がある木じゃないとなかなか登れないんだ。枝がある木はまず、頭で考える。右手であの枝を持って右足をあの枝に乗っけて次に左手を…ってね、どういうふうに登るのか、木を見たときにイメージしてみて下さい。そうすると登れます。
ただ、木登りっていうのはね、実は降りるのが大変なんだよ。ひとつひとつ確認しながら手の位置を決めていかないとむずかしいんだ。足場を先にさがすと、うまく降りることが出来なくなってしまいます。まず手と足で上手に枝をさがしながら登って、そして慎重に降りて下さい。

じゃあ、枝のない木はどうだろう。これは体力がいるんだ。枝がない場合、足で木をはさむしかないの。足の裏や、ひざを使ってね。でも木によっては、ひざではさんでも足の裏ではさんでもすべる木があるから、むずかしいよね。だから、枝がない木は登らないほうがいいな。
枝がある木で、登る前にどこに右手、どこに左手、そして足はどこに、というふうに考えながらやるといいですね。それがうまく登れるようになるコツだと思います。ケガをしないようにちゃんと靴で登るのがいいよ。

柳先生:注意してほしいのは、枯れ枝をつかまないようにすることね。しっかりした生きた枝じゃないと、つかんだらボキッて折れちゃうんだよ。僕も何回も落っこちたことがあるからね。そしてなるべく枝の付け根の所をつかむこと。先の方だと曲がっちゃたり折れたりしますからね。
木によって折れやすい木と折れにくい木っていうのもあって、桜なんかは折れにくいけど、柿の木は折れやすいんだよ。

元オリンピック体操選手・森末 慎二 先生
園芸研究家・柳 宗民 先生

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