のりもの
Q. エジプトでさばくの上を走っていても自動車は砂にしずまないのはなぜですか? (小1・男の子)
A. あのさばくの砂というのは砂時計の砂と同じくらいサラサラなんですよ。そうすると車はスリップして前に進まなくなってしまうんですね。だから車はそのままだとしずんでしまいます。じゃあ、僕らはどうやって砂の上を走るかというとこれには裏ワザがあります。それはね、タイヤの空気を抜いて走るんです。パンクするとタイヤってベチャッて横に広がるでしょう。そうするとタイヤが地面についている部分がふつうより大きくなって、その上を走れるようになるんです。ちなみに空気はいつもの3分の1ぐらいにしてしまいます。ぜんぶ空気をぬいてしまうとさすがにまったく走れなくなってしまうので、ちょこっとは空気を入れておきます。そして今の車ってさらにすごいんです。今までタイヤの空気をぬくのは手でぬいていました。だからさばくの前で車を止めて手で空気をぬいて、走りやすいところに行ったら手で空気を入れていたんです。しかし、今ではさばくに行ったら、室内でボタンを押すとタイヤの空気がじどうてきに抜けて、また地面が良くなったらボタンひとつで空気を入れることができるんですよ。すごいでしょう?

ラリードライバー:増岡 浩 先生

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