くわしいなぁ。これは、埼玉(さいたま)・東京(とうきょう)・神奈川(かながわ)をむすぶJRの「京浜東北線(けいひんとうほくせん)」や千葉(ちば)と東京をむすぶ「総武線(そうぶせん)」などではしっているでんしゃです。
たしかに「使いすてでんしゃ」といわれますが、これはでんしゃのおもさをかるくして、さらにうんてんできる時間をみじかくしたということなのです。でんしゃがかるくなると、でんき代が少なくてすむなど、いろいろいいことがあるのです。「使いすてでんしゃ」とよばれるものは、走るきかんが10年といわれていますが、そろそろ10年たつものもでてきています。だから、私は15年から20年ぐらいはつかうんじゃないんではないかとおもっています。
では、なんで使いすてでんしゃにするのかということですが、10年ぐらいたつと、「イスをもっといいものにしよう」「もっと使いやすい手すりにしよう」など、おきゃくさんのもとめるものがいろいろかわってくるんです。そこで、どうせイスなどをなおすならば、でんしゃそのものも10年ぐらいのじゅみょうにして、おきゃくさんのよろこんでもらえるものにかえたらどうかという考えからつくられたのです。
鉄道研究家:川島 令三 先生
|