はい、本当です。
ひこうきがとんだり、ちゃくりくするために使う道ろ、つまり滑走路(かっそうろ)の色は、ふつうの道ろとほとんど同じですよね。
いちばん上はアスファルトでできています。
でも、ふつうの道ろとはやはりちがうんです。
何がちがうかというと、ふつうの道ろはアスファルトしかなくて、あつさがあまりないんですね。
でも、ひこうじょうの滑走路というのはとっても大きいひこうきが走り回って、ちゃくりくのときなんて、空からドーンとおりてくるわけです。
だからふつうの道ろだとこわれちゃうんですね。
そこで、アスファルトを80センチメートルぐらいのあつさにしています。
それも、下に大きな石をしき、その上に小さな石をしき、その上にアスファルトをしいているんですよ。
このじゅんばんは、ちゃくりくなどのしょうげきをできるだけ少なくするためなんです。
ただ、これは大きなひこうきがおりる、ふつうの空こうの滑走路です。
アメリカなどでは農業(のうぎょう)をするときに、自分の家の飛行機でたねや薬をまいたりする人もいるんです。
そのようなひこうきはもっともっとかるいので、自分の土地に土のままの滑走路を持っている人もいます。
ふつうの空こうでも、滑走路からちょっとはなれればたくさん草が生えて土になっています。
どうしてかというと、なにかまちがえてひこうきが滑走路からとびだしてしまったとき、車りんが土にめりこんであまり遠くまで走っていかないし、やわらかいのでショックも少なくなるんですよ。
日本航空・藤堂 憲幸 先生
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