のりもの
Q. 消防車はどこから水を持ってきて、どこから出しているの? (小3・おとこ)
A.

そうですね、消防車の中には自分で1トンぐらいの水を運んで、その水を使う車もあるんです。じゃあ、そうじゃない消防車はどうするかっていうと…キミは道路を歩いていて、消火栓(しょうかせん)という四角いマンホールのようなフタがあるのを見たことがありますか?

こども:ある。

うん、それはね、消防水利(しょうぼうすいり)っていって、火を消すための水が入っているところなんです。道路の下に水道管のようなものが通っていて、火事のためだけの水が入っているんですね。
だから火事の時は、まずそのフタを開けて、消防車についている、水を吸い込む吸管(きゅうかん)っていうものをマンホールの中に落とします。そしてポンプを使って地下から水を吸い上げて、ホースで出すという仕組みになってるの。
だから自分で水を持っている消防車と、そういうところの水を使っている消防車と2種類あるんですね。 ほかにも防火水槽(ぼうかすいそう)といって、建物の下などに、火を消すための水をためてあるプールのようなものもあります。
でも、最近そういうところの前に、自転車や車が置きっぱなしになっていたりして、いざというときになかなか使えないことがあるんです。火を消すための大事な水があるところだから、みんなも、そこに自転車を置いたりとかは絶対にしないでね。

東京消防庁・露木 珠恵 先生

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