のりもの
Q. 飛行機はどうして飛ぶんですか? (小1・おんな)
A.

飛行機にのったことはある?

こども:東京ディズニーランドに行ったときに乗ったの

そうか、よかったねー。
じゃあその時に気がついたと思うけど、飛行機ってほかの乗り物とは違う形をしてたでしょう?
ちょっと不思議なものが横のほうに出っ張ってついてなかった?

こども:はね?

そうそう、翼(つばさ)ともいうけど、羽根がついてたよね。あれが飛行機が空を飛ぶ秘密なんです。ほかの乗り物には羽根はないでしょう?だから、バスも電車も飛ばないの。で、飛行機がどうして飛べるかというと、その翼に秘密があります。
飛行機は最初に、ものすごく速いスピードで滑走路を走りますね。その時に、あの羽根の上と下を空気が流れます。目には見えないけど、その、羽根に沿って流れる空気が実は、「どっこいしょ!」って羽根と機体を持ち上げてくれる力を生み出すんです。
その力を浮力(ふりょく)とか揚力(ようりょく)とか言うんだけどね。だから飛行機が飛ぶためには翼を持っていることと、速く前へ進むことが必要なの。そして、速いスピードを出すためにはエンジンというものがついているでしょう?それはプロペラだったりジェットエンジンだったりするんだけど、その力で速く前へ進むと、翼の上と下を空気が流れて、それによって翼のところに揚力(ようりょく)という浮く力が生まれるんです。その力で飛行機は浮き上がって、空を飛ぶことができるんだ。
だから秘密はやっぱり翼だね。
このことは、話し出すととてもむずかしくなってしまうんだけど、今は、翼のところを流れる空気によって浮く力が生まれるんだということを覚えておいてくれるかな。

航空評論家・中村 浩美 先生

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