いきもの
Q. 虫も犬や猫みたいに気持ちが通じますか? (小6・男の子)
A. 高家先生:なかなか難しいです。わたしも苦労しています(笑)
おねえさん:何か飼っていますか?
男の子:カブトムシなどを飼っています。
高家先生:難しいのでわたしはこう考えます。虫のことをよく知るのです。行動についても形についても習性についてもです。虫のことをよく知ってあげるのです。虫が何をしてほしいかということをあなたが神様になったつもりでそっとしてあげるのです。相手に気づかれないようにしてあげるのです。それが上手な付き合い方
です。
男の子:はい。
高家先生:虫と仲良しになるのではなく、虫に気づかれないように接する、それが1番良い方法です。仏教では「慈悲の心」と言います。相手から貰おうとしないで与えるだけのことです。そういう心になれば最高です。
おねえさん:何だか人間的に大きくなれそうですね。
高家先生:ただ、虫にあなたがいることを気づかせては駄目です。

昆虫博士の高家博成 先生

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