いきもの
Q. 犬を飼っているのですが、中学生になると忙しくて世話が出来なくなるかも知れないので、売ろうかどうか悩んでいます…。 (小5、女の子)
A. 青島先生:夜でも良いので、散歩させるというのはどうなんでしょうか…。
おねえさん:そうですね。今は夜も散歩しているワンちゃんもいますからね。でも、一人だと夜は少し危ないかもしれませんね。
青島先生:それか、誰か違う人に散歩をお願いするという手もありますが、その人を主人と思ってしまうと困るかな…。
おねえさん:お父さん、お母さんは何ておしゃっているの?
女の子:たまに出来るときは散歩をしてもらっているけど、私がやることになっているの。
遠藤先生:もしかしたら、色々な事情があって、ご家族のお母さん、お父さんの意見もあって、犬を手放さなければならない考えもあるかもしれないけど、ぼくは悩むことなく答えを言いたいと思います。
ぜひ、その犬を飼い続けてください。中学生になって勉強も忙しいし、そのほかにも色々、時間がとられると思いますが、これはあなたの飼っている犬ですよね。だから、ずっと一緒に暮らしてあげてください。犬の世話をするのは決して簡単なことではないですけど、でも、きっと君が中学生になっていく一日一日の生活の中で、きっとあなたと一緒に生きていくことが出来ると思います。
おねえさん:いつごろから飼っているの?
女の子:小学校3年生の時から。
おねえさん:何犬ですか?
女の子:ダックスフント。
おねえさん:じゃあ、おうちの中にもいるのかしら?
女の子:うん。
おねえさん:お散歩は家の中で飼っている犬の場合、朝晩2回行かなくてはいけないとかというのはありますか、遠藤先生?
遠藤先生:犬の場合は散歩することで好奇心を満たしてあげて、運動させたほうが良いと思います。ぜひ、一日の中で時間を作って、犬のために一緒に歩いてあげるのが良いと思います。
おねえさん:夏になって、とても暑い日は太陽の光に当たりすぎるのは良くないと聞きますので、もしかしたら、朝や夜の時間にお散歩をするのが良いかもしれませんね。
青島先生:やはり売るというのが本当に問題があるのだったら、本当にかわいがってくれるところに里子に出すとかの方が良いと思います。お金の対象にしないほうが良いかもしれませんね。
長崎先生:あなたが愛情をもって、その犬のことをかわいがっていることをお父さんもお母さんにも伝わるんじゃないかな。そうしたら協力してくれるかもしれないですね。

京都大学霊長類研究所の遠藤秀紀 先生

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