いきもの
Q. ティラノサウルスはどんな走り方をしていたんですか? (4歳 男の子)
A. ヒサ先生:ティラノサウルスって肉食の大きな恐竜だよね。後ろに2本の大きな足があるけれども、前の足はとっても小さいよね。頭が大きくて面白い格好をしてるよね。昔の恐竜を研究していた人は、ティラノサウルスは走れなかったんじゃないか?って言う人もいたんだよ。でも、今はコンピューターなんかで研究をすると、ティラノサウルスはかなり早く走れたみたいなんですよ。頭がとっても大きいでしょ、しっぽが長いでしょ。だからね、頭としっぽをまっすぐ伸ばすわけね。今、二本の足で走っている動物って何がいるか知ってる?実は、今いる鳥、ダチョウとかエミューとか鳥って言うのは二本の足で走っているんですよ。しかもダチョウなんかは、時速80キロぐらいで走れるっていうぐらい早いんですよ。ティラノサウスルは、体全体が大きいし、骨の構造とか一生懸命調べると、時速30キロぐらいで走れたんじゃないかって言われているんですね。だから、人間が全力で走るくらいの速さで走れたみたいなんだけど、ニワトリとかハトとかいたら、足の形をよくみてごらん。鳥っていうのは二本の足で歩いたり走ったりするでしょ。それがとっても参考になるわけ。ただ、鳥はしっぽがないんだよね。長いしっぽがないんで、ヒザから下で歩いているんですね。ティラノサウルスは長いしっぽと重い頭でバランスをとってますんで。
おねえさん:頭としっぽでシーソーみたいに。
ヒサ先生:シーソーみたいに、やじろべえみたいにバランスをとって、真ん中の二本の大きな足で、結構早く走ったり、歩いたりしたみたいですよ。

恐竜博士 イラストレーター  ヒサクニヒコ 先生

[戻る]