いきもの
Q. なんで象の鼻は長いの? (幼稚園 男の子)
A. 林先生:動物園で象さんを見たときに鼻はどうしてました?
こども:鼻でブラシをつかんで掃除してた。
林先生:人間だったら手でやることを。ぞうさんは鼻でやってるわけだな。そうすると、鼻は手の代わりをしてるってことは、そこでわかったわけだね。後、お水を飲んでませんでした?
こども:飲んでませんでした。
林先生:象さんは体が大きいから、水を飲むときすごく大変なんです。きりんさんなんかもすごく大変で前足を広げて、なんとか口を水のところにもってきますけど、象も体が大きいのでなかなか水を飲めない。そこで鼻で水をすうんです。ストローみたいに。それで鼻から飲んじゃうんじゃなくて、またくちの中に持っていきますけど。鼻はストローのかわりにも手のかわりにもなる。これだけ大きな体の動物、象さんは、なかなか細かいことをするのに手を使うわけにはいかない。あれだけ大きな体重を支えるために、前足、後ろ足を使わなきゃいけないですから、それ以外に細かいことをする3番目の手が必要だったんでしょうね。水を飲むこともできますし。この鼻は非常に便利ですね。
おねさん:やわらかくなっているんですか?
林先生:ものすごくやわらかくなってます。ゴムのようにやわらかいくらいですね。
おねえさん:象さんって言う歌しってる?歌える?
こども:♪ぞうさん、ぞうさんお鼻がながいのね。そうよ、母さんもながいのよ。
一同:上手だね。
おねえさん:お母さんが長いからっていってるよね。歌ではね。それも一つじゃないかな?

東京大学 林良博 先生

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