いきもの
Q. ヒヨコは卵から生まれてくるのに、卵をわると黄身と白身しかないから不安なんです。 (小3・女の子)
A. 井上先生:
卵にもいろいろあります。みなさんがふだん食べている卵はヒヨコにならない卵です。でも、ヒヨコは卵から生まれてきますよね。
ではそれがどんな卵かと言うと、その卵はオスとメスがいっしょにくらしていて、結婚してうんだ卵なんです。鳥とか魚とかは、ふだんは無精卵(むせいらん)という卵をうみます。これがみんながふだん食べている卵だね。そして、ヒヨコが生まれる卵は有精卵(ゆうせいらん)と言います。ただ、この卵も温度を与えないとヒヨコにはなりません。37.8℃の温度を21日の間、卵に与えるとヒヨコになるんですよ。
卵の中には、黄身と白身がありますよね。この白身から体とか羽とかすべてできるんです。それで、卵の黄身はヒヨコがかえってからしばらくの間は体の中に残っていて、成長するためのえいようになるんです。だから黄身は栄養満点なんですよ。

井上養鶏場:井上哲夫 先生

[戻る]