いきもの
Q. ごはんのことをなぜ「ちゃんこ」と言うのですか? (小5・男の子)
A. KONISHIKI先生:そうなんです。おすもうさんの世界ではごはんのことを「ちゃんこ」と言います。ですから、僕もすもうの世界にいた時は「ごはん」という言葉よりも先に「ちゃんこ」という言葉を先におぼえました。それが普通だと思っていたら、普通の世界に言ったら「ごはん出来たよ」と言っていたんで、「ああ、すごいなぁ」と思っていました。すもうの世界にはその世界の言葉がありますからね。たとえば、「ごっつぁんです」て「ありがとう」だよね。いろんな言葉がたくさんあるんですよ。「金星(きんぼし)」って言葉があるけど、あれは「きれいな人」のことを言うんだよね。あと自分の奥さんとか彼女のことを「星」って言うんです。「僕の星はきれいよ」「俺の星は金星だよ」ってね。けっこう、おすもうさんの言葉っておもしろいよ。
だから、ちゃんこって目玉焼きもちゃんこだし、カレーライスもちゃんこ。
お姉さん:鍋のこと言うんじゃないんですか?
KONISHIKI先生:あれは、「ちゃんこ鍋」。すべての米、漬け物、カレー、焼き鳥でも全部ちゃんこって言うんだよ。だから、僕のすもう時代はすもうない時はちゃんこ鍋を作るのが面倒くさいから、カレーライスを作ったりして「今日は何のちゃんこだ」「カレーだよ」とか言ってました。
お姉さん:どうしてごはんのことをちゃんこっていうんですかね。
KONISHIKI先生:「ちゃんこ」の意味は、「ちゃん」は父親、「こ」は子供。親と子、つまり師匠と弟子をつなぐ食事という意味なんですよ。キミの今日の朝のちゃんこは何だった?
こども:パンです。
KONISHIKI先生:いいじゃん!! じゃあ、「お母さん、今日のちゃんこは何ですか?」って聞いてみたら?

タレント:KONISHIKI 先生

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