いきもの
Q. ペンギンがよくこけている写真を見るけどどうして? (小6・男の子)
A. 中山先生:氷の上だとペンギンたちはけっこうたいへんそうに歩いていて、こけているのをよく見ますよ。
お姉さん:実はね、今日加藤先生がペンギンの骨を持ってきてくれて、その中に足があるんですけど、これを見るとペンギンの足って魔女の手みたいですね。
加藤先生:そうですね。氷の上を歩くので、やはりツルツルしていますから爪を引っかけて歩くようにしてるんですね。
お姉さん:こんなに長い爪でもすべっちゃうんですか?
加藤先生:すべってころぶというよりも引っかかって転んでしまうんですね。足がみじかいですから、ちょっとしたでこぼこがでも足を持ち上げきれなくてひっかかってしまうんですね。それでこけてしまうんですね。
お姉さん:やっぱり転ぶと痛いんですかね?
加藤先生:うーん、あんまり気にしていないですね。転んでもすぐ立ち上がります。立ち上がるときは、足の爪を引っかけて翼をつかって立ち上がります。

朝日新聞・記者:中山 由美 先生 / 国立極地研究所:加藤 明子 先生

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