いきもの
Q. うさぎはどうしてなかないのですか? (小1・男の子)
A. 兵藤先生:うさぎを飼っているのかな? どんなうさぎかな?
こども:白と茶色とうすい茶色、黄色とか、5匹います。
兵藤先生:そんなにかっているんだぁ。そうだね、うさぎさんはあまりなきませんよね。でも、すこしはなくんですよ。たとえばとてもこわかった時とか、恋をささやく時とかキュィキュィとないたり、パタパタとからだを動かしたりします。でも、うさぎさんってすごく静かだよね。犬は夜にワンワンないてうるさくなってしまうこともあるけど、うさぎは大丈夫。でもなかないかわりに、足をパタンパタンとして自分の気持ちを伝えたりします。
じゃ、うさぎはどうしてあまりなかないのかと言うと、うさぎさんはとても弱い動物だからです。敵にみつかるとやられちゃうよね。だからそういう弱い動物は、なかずにひっそりとくらすんです。大きな耳でそーっと周りに敵がいないかを調べて、ちょっとでもあやしいなと思ったら、すぐに穴の中にかくれてしまいます。
動物って自分はないても大丈夫かそうじゃないかきちんと決めているんだよね。だから弱い動物ほどなきません。強い動物はなきます。ライオンとかすごいよね。うさぎさんがもしあんなふうにないたらすぐ敵に見つかって食べられてしまうよね。うさぎさんはじぶんが弱いことを良く知っているんです。

兵藤動物病院 院長:兵藤 哲夫 先生

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