いきもの
Q. ハチミツの味はハチの種類によってちがうのですか? (小5・女の子)
A. 藤原先生:たしかに同じ花のミツを集めても、「ニホンミツバチ」という黒っぽいミツバチと「セイヨウミツバチ」では集めてくるミツの味がちがいます。ハチミツは、花のミツとハチが体の中から出す「酵素(こうそ)」というものが深く関係しているんですが、おそらく「ニホンミツバチ」と「セイヨウミツバチ」とでは、その酵素がちがいます。
それにハチがもっているクセのようなものもちがいます。例えばそのふたつの種類のハチが同じレンゲの花を取ってこようとしたとします。しかし、ニホンミツバチの場合は、おなじ花のミツばかりを集めず、ちょっとずつちがう花のミツを集めてくるというクセがあるんです。ですから、味もだいぶちがいます。
ただたしかにハチの種類で味はちがいうのですが、ニホンミツバチのハチミツはほとんど売られていません。ですから、ふだん食べているハチミツはみんな同じ種類のハチが作っているんですね。
では、なんで味がちがうのか? それは花の種類によってちがっているんです。ハチミツも野菜のようにたくさんのしゅるいがあります。野菜にもダイコンやにんじんなどいろいろありますよね。ああいったかんじで花の種類によって味がちがいます。
今日は、スタジオにいろいろなハチミツを持ってきました。ミカンのハチミツはやはりミカンの味がしますし、黒っぽいハチミツはソバのハチミツ。黒砂糖のような感じですが、ミネラルが多く含まれていて血圧にもいいと言われています。味は、ソバの味ですよ。
わたしのところでは、だいたい30種類ぐらいの商品をつくっています。

藤原養蜂場:藤原 誠太 先生

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